火打山 緑に包まれた夏の火打へ [妙高・雨飾]
妙高山 越後富士と称される頚城三山の名峰へ [妙高・雨飾]
雨飾山 憧れの山は意外にハード [妙高・雨飾]
10月25日、憧れの雨飾山に出掛けてきました。
実はこの雨飾山は、9月27日に発生した御嶽山の噴火翌日に山行を計画していたのですが、多くの犠牲者が出ていた事から、登山に出掛ける気持ちになれず、延期をしていました。
今回の噴火で57人がお亡くなりになり、6人が未だに行方不明という事で、同じ登山をするものとして心が痛みます。
今年の捜索は既に打ち切られていますが、一日も早くご家族の元に帰ってくる事を心よりお祈りいたします。
そして、今後このような惨事が起きぬよう、57人の方の御冥福を祈りつつ、登山を再開する事としました。
さて、当日の天気は快晴。
自宅を3時半に出発し、一路小谷村にある雨飾高原キャンプ場に向かいます。
小谷村を抜け、雨飾高原キャンプ場に到着したのは午前6時。
早速準備を整え、出発します。
出だしはなだらかな登山道をしばらく歩きます。
登山道脇に流れる小川ほどの清流には、イワナが悠々と泳いでいました。(登山口先は禁漁区域なので)
登山口から5分程歩くと急登が始まります。
山頂までの距離は4km程度と短いのですが、のっけからこの急登にはやられました。
この急登のおかげで、膝への負担が大きなものとなり、後々苦しむ事となったのです。
急登を登り切り、しばらく行くと絶景が現れます。
紅葉のピークは既に過ぎていましたが、それでも見応えは充分ありました。
多分、1週間早ければ最高だった事でしょう。
景色を堪能し、一旦沢に下り、再び登ります。
それにしても、この山は休ませてもらえません。
ほら。この通り・・・
高度感こそありませんが、岩場に梯子ありと登り甲斐充分です。
やっとの思いで登り切ると、「笹平」という場所に着きます。
この当たりからは日本海が望む事ができて、しばらく散歩気分で歩けます。
頂上まではもう少しです。
最後までこの山は容易くは登らせてくれないですね。
距離が短い事が唯一の救いでしたが、 久しぶりの登山で悲鳴を上げる両足にムチを入れて登りました。
そしてついに山頂に到着!
「Amakazari」何故か惹かれるネーミングです。
山頂は比較的狭く、紅葉のトップシーズン時は大変混雑するそうです。
私がいた時は10人程でした。
山頂からの絶景です。
こちらは先程散歩気分で通ってきた「笹平」、登山道が少女の横顔に見える事で有名な場所です。
そしてこちらは白馬方面。
遠く槍ヶ岳まで望む事が出来ました。
ブログでは紹介していませんが、八ヶ岳、火打山、日本海とまさに360度のパノラマが楽しめるお勧めの山頂ですよ。
登山ルートなどヤマレコにアップしました。
火打山 [妙高・雨飾]
火打山は、妙高市と糸魚川市にまたがる頸城山塊の最高峰で、日本百名山にも選ばれています。
3連休の最終日、雲一つない快晴となった事もあり多くの登山者が訪れていました。
普段はコンデジ一つで出かけるのですが、今回はEOS Kiss X5も持って紅葉の火打山を満喫してきました。
妙高高原ICを降りて30分程走ると、笹ヶ峰キャンプ場に到着します。
そこには大きな無料駐車場が2つあり、今回はキャンプ場側の駐車場に車を停めました。
登山口には立派な小屋のような入り口があり、ここから火打山登山が始まるのかと思うと、気持ちも高ぶります。
登山道は木道が整備され非常に歩きやすく感じました。
40分後、黒沢橋に到着。まだまだ元気なので先を急ぎます。
第一の難関、十二曲が始まります。別名「爺返し」というようですが、何とか先に進むことができて一安心です。
富士見平の分岐までやってきました。ここでルートを確認し火打山へ向かいます。
しばらくすると視界が開け、紅葉が目に飛び込ん出来ました。日差しもあり温かい中を順調に進みます。
左手に目指す火打山が見えてきたのでテンションは上がるのですが、先程と打って変わりグッと気温が下がった感じがします。
日陰とはいえ、まるで冷蔵庫の中に放り込まれたような寒さです。
足元を見ると、所々地面が白く凍っていました。
一時はこの先どうなるかと思いましたが、何とか高谷池ヒュッテさんに到着です。
ヒュッテの前にはベンチが複数あり、ここで小休止します。
ここから火打山の核心部に突入です。高谷池を後にし紅葉の中「天狗ノ庭」を目指して進みます。
天狗ノ庭に到着です。最高の景色に出会いました。写真では十分にお伝えしきれないのが残念ですが、火打山はここから眺めるのが一番かも知れません。
山頂を目指しグングン高度をかせぎ、ライチョウ平までやってきました。
これまで一度もライチョウを見た事がなかったので、淡い期待を胸にこの場所に来ましたが、その姿を見る事は出来ませんでした。
山頂はまだ先です。頂上付近には月が見えます。
山頂付近の木道。植生回復の為に設置されていました。あと少しです。
標高2,462mの火打山山頂に到着です。
出発から4時間45分、標高差にして約1,160m。
正直結構大変でしたが、紅葉に癒され頂上からの絶景を糧に何とか登って来れました。
お昼を頂きながらプロトレックの高度計をチェックすると、ん? 2,365m? 約100mの誤差。
登山口で標高合わせるのを忘れてました。次回はしっかり合わせてみます。
そして頂上からの絶景!北アルプス方面。
こちらは日本海が見えます。
いつも以上にゆっくりお昼を取りましたので、そろそろ下山する事にします。
高谷池まで戻ってきました。いいペースです。
前を行く、いかにもベテランのおじさんと、トレラン風のおじさん2人に引っ張られ、ハイペースで黒沢橋まで戻ってきました。
そして14時13分、無事に登山口まで戻ってくる事ができました。
さて、次回はどこへ行こうか?