妙高山 越後富士と称される頚城三山の名峰へ [妙高・雨飾]
9月9日(土)、長野県境に近い新潟県妙高市にある妙高山に登ってきました。
今回は会社の仲間と二人で登ります。
百名山でもあるこの山は、越後富士とも称される秀麗な山、標高差1,500mと登りごたえもある名峰です。
朝6時20分、軽めに朝食を取り駐車場を出発、途中、燕温泉街を通過します。
ここには温泉宿が数件あって、日帰り入浴もできるとの事、お土産屋さんも2件あり、下山後立ち寄る事にしました。
登山口には登山届を提出する場所がありました。
先のニュースで長野県の遭難者は5年連続で100名を超えたそうです。
万一のために、しっかり登山届を提出しました。
さて今回のルートですが、行きは燕登山道で山頂を目指し燕新道で下山する時計回りの周回コース。
事前情報では往復約10kmのそこそこ長いこのコース。(実際はそれ以上だったのですが)
燕登山道は、はじめ舗装された北地獄谷の遊歩道のため、所々急な場所はありますが歩きやすく、景色を楽しみながら歩く事ができます。
遊歩道後半、赤倉温泉管理小屋を過ぎると上段には小妙明滝、下段には光明滝が現れます。
明神滝の上まで登り、ここから本格的な登山道に入って行くのですが、ここでハプニング発生!
同行している仲間が、硫黄の匂いで気分が悪くなりペースダウン。
一時は下山も考えたほどでした。
急きょその場から少し登り硫黄の匂いの少ない所で小休止、仲間の回復を待ちました。
多くの登山者が同じ場所を通過していましたが、気持ちが悪くなる症状が出ていたのは彼一人・・・
しばらく辛そうにしていたものの、休みながらならなら登れそうという判断のもと、先に進む事にしました。
そして登山道は、明神滝の上で、対岸に渡ります。
ここは沢幅も狭く、難なく通る事が可能でした。
登山道はさらに傾斜を増していきます。
胸突き八丁まで30m。
本調子でない仲間は大丈夫か。
心配をよそに、気力で登る。
がんばれ!
出発から2時間10分、胸突き八丁を登り切り、天狗堂に到着。
ここは赤倉登山道との合流点。
修験道としての面影が残るこの場所で小休止。
仲間の体調も回復してきた様子です。
休憩後、どんどん高度を上げ気付けば山頂まで400m。
妙高方面だと思いますが、標高2,200mを超えました。
そして、ここからが本番、クサリ場の登場です。
足場がしっかり確保されているため、登り易いと感じましたが、やはり慎重に登ったほうが良いでしょう。
一段目のクサリ場を登りきると、すぐ様次の難関へ。
やや斜めに岩場を登っていきます。
この頃には、すっかり仲間も回復していました。
ホント大事に至らなくてよかったよ。
岩場を登りきり一安心です。
山頂まではもう少し。
気持ち良い秋晴れの中を進みます。
そして最後の登り。
この岩場をクリアすれば山頂が見えるはず。
ここは、先ほどのクサリ場と比べても難なく登れます。
来たー!
標高2,454m、妙高山南峰に到着です。
そう、妙高山のピークは2つあって、燕登山道を登ってくると妙高大神がある南峰に着きます。
三角点は北峰に設置されていました。(北峰2,445m)
秋の澄み切った青空に誘われて、多くの登山者が訪れていました。
まだまだ登山人気は継続しているようです。
そして登山の楽しみと言えば山頂で食べる昼食。
今朝早起きして作ってくれたカミさんに感謝です。
ゆっくり昼食を取ったので、そろそろ温泉目指して下山します。
途中北峰を経由し、燕新道を下ります。
この燕新道、侮れません。
山頂直下は森林の中ですがかなりの急登です。正直、こちらから登らなくて良かったと感じました。
さらに、急登が終わると沢のような登山道を行くことになります。
途中、増水時は渡る事が困難なほどの沢も3回渡ります。
この橋が見えれば、ゴールはすぐそこです。
結局、周回コースは12kmと事前情報より2kmオーバー。
体力のない方や初心者だけでの登山では、燕登山道のピストンがお勧めです。
一緒に行った仲間も、急な下りと濡れた登山道に難儀しましたので。
日も傾きかけてきた午後4時過ぎ、出発地点の燕温泉に戻ってきました。
トラブルもありましたが、自身15座目の百名山完登です。
お疲れ様でした。
ヤマレコに情報アップしました。
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