6月2日、高峰高原から黒斑山、そして浅間外輪山を周回してきました。

今回のルートは高峰高原から黒斑山を経由し、蛇骨岳・仙人岳・鋸岳を巡りJバンドを賽の河原へ下り、再び草すべりを登って高峰高原に戻る約10kmのコース。
最大の難関は、標高差300mの草すべりの登り。疲れ切った体がどこまで持つか、いざ出発です。

出発は高峰高原ホテル前の登山口から。
いつも通り「表コース」から黒斑山を目指します。

登山口からしばらく樹林帯です。
スタートが少し遅めだった事と、トップシーズン前という事で静かな樹林帯歩きとなりました。

登り始め1時間位はゆっくり歩く事が登山では大切なのですが、今回導入した新しいレンズ「SIGMA 24mm F1.4 DG HSM」のおかげで、被写体探しでさらにペースはゆっくり。
マクロレンズには敵わないですが、こんな写真も撮れちゃいます。

そんな訳で、今回はSIGMA24mm単焦点レンズを1本だけもって、山の写真を撮って行こうと思います。

トーミの頭から見る浅間山
現在の浅間山の噴火警戒レベルは2、前掛山にも登る事はできません。
左手の岩場がこれから向かう浅間外輪山。

まずは、黒斑山を目指します。
黒斑山は浅間外輪山の最高峰、右手奥に伸びる外輪山へは下りになるため、とっても気持ちいい稜線歩きが楽しめます。

標高2,404m 黒斑山に到着。
ここからの浅間山も綺麗ですが、仙人岳当たりから眺める浅間山が個人的には好きかな。
記念写真だけ撮って先に進みます。

黒斑山から少々樹林帯の中ですが、直ぐに稜線歩きとなります。
さあ、ここからがお楽しみです。

蛇骨岳を過ぎた辺り。
左側には嬬恋村が広がっています。
2回来ているけれど、今日が一番眺めが良かった。

仙人岳を過ぎると登山道は少し険しさを増していきます。
右手は切れ落ちた岩場となっているため、登山道は左を巻き気味に作られていて、ルートを外さなければ安全に進むことができます。

さあ、浅間外輪山もここで終点。
Jバンドを賽の河原へ向けて下ります。
このJバンド、ガレ場の為注意しながら下るのですが、まず最初の一歩目が高度感があって少し怖いです。
(高所恐怖症でなければ大丈夫です)

下り切って、Jバンドを仰ぎ見る
登るのも辛そうだけど、草すべりの比じゃないな。

ここから観る浅間山も綺麗ですね。
真中に左上に伸びる筋が登山道です。(現在は歩けません)

賽の河原、湯の平高原とあるき、いよいよ草すべりへの登りです。
目の前の岩山を登って行きます!
標準時間は1時間20分。

岩山と言っても登山道はこんな感じ。
岩の間にびっしり生えた笹原を登って行きます。
この時既にヘトヘトで、3人に抜かれました・・・

登り始めでご一緒だった地元の方から、アサマコザクラが今種末最後らしいと教えてもらいました。
草花は好きでも、高山植物はまだまだ知識不足でしたが、草すべりの頂上から10mほど下った場所に紛れもなく、アサマコザクラと分かる花が咲いていてくれました。
見つけた時は、急登を登ってきた登山者へのご褒美にも思えました。

草すべりをなんとか攻略し、中コースへの分岐までやってきました。
ここから高峰高原ホテルがある車坂峠まで2km
膝の痛みも出てきたので、ゆっくりゆっくり戻る事にしました。

ヤマレコにも記録をアップしました。